ぼくジョナサン・ジョースターが平凡な学生生活を送っていたある日のことだった。
遅くまでラグビーの練習をしていてその疲労感に気を抜いていたぼくは
あっけなく不意打ちを食らい、反撃する間もなくロープで縛られて自由を奪われ、目隠しをされ、そして犯された。
犯人は思うがままアナルにペニスを捻じ込み幾度か吐精して満足したのか
ぼくをそのままの姿で放置した。
何も見えなかった。覚えているのは痛みと相手の荒い息遣いだけ。
一番最初にぼくを見つけたのはディオだった。
幼少の頃こそ仲は最悪だったが彼とは現在は普通の友人関係を築けている筈……だ。
ぼくの見間違いかもしれないがぼくの目隠しを取った彼は少し侮蔑した目でぼくを見てから
縄を解きぼくを解放してくれた。
一週間ほど過ぎたある日その事でぼくと彼は言い争いになっていた。
「君が誘ったんじゃないのか」
「やめてくれ、ぼくは被害者だ。君はぼくを侮辱するのか…!?」
「いや…ジョジョ、君はたまに自分が誰かにおかしな目で見られているのを知らないのか?」
「え?」
「いやらしい目で。たとえばラグビーの練習中の君の姿を」
「そんなこと…」
ぼくは知らない。
「あからさまな視線だったから、てっきりぼくは君も知っているものだと思っていた。
だから今回の事はわかっていて君が誘ったのだと…」
「とんでもない!恐ろしい事を言わないでくれ…ぼくは被害者なんだ…ッ!
あの事は思いもよらない事件でとてもショックだった…まだ立ち直れていないくらいだ…。
そもそもぼくはノーマルだし、そんな事をしようという気はない。
これからもそんな気は全く無いよ!」
「………」
ディオの目が冷たく細められた。
「そこまで言うなら証明してくれ、ジョジョ」
「え?」
その後どうしてこうなったのかぼくにはわからない。
「君にはその姿で一日この体育用具倉庫に居てもらうよ。
今日は雨でスポーツの授業も運動部の練習も行われない。
万一ここを使うようならちゃあんと助けに来るよ。
君はただここでじっとしているだけだ、ジョジョ。」
一日だって?
授業はどうするんだ。こんなところで、こんな姿で、ありえない!
言いたい事は沢山あるのに、口に布をかまされまともな言葉にならなかった。
ぼくは体を縛り上げられ足こそついているものの、倉庫の上の方の剥き出しの梁に
手を後ろ手に縛られた上つるされるような姿にされていた。
口には布をかまされ目には目隠しをされている。
着ていたシャツははだけられ、ズボンは下着ごと乱暴に引き下ろされている。
まるでレイプされた時の再現だ。
「うまく縛ったつもりだから痛くはないだろう?」
これが一体何の証明なんだ!
言葉がしゃべれたら思いつく限りの非難を浴びせたのに。
「ああいけない。忘れていた」
そういうとディオは何か冷たい液体をぼくの尻のあたりに垂らした。
ディオの指がその液体を延ばす。
あっと思う間もなくディオの指はぼくのアナルの中まで入って同じようにそれを延ばした。
レイプされたときの事を思い出して体の芯が一瞬で冷たくなる。
そして次に何かひやっとした硬くてそれなりの太さがある棒のようなものが入って来てぼくは絶望を感じた。
圧迫感は凄いが液体にぬめりがあるようで痛みは無かった。
体を硬くしているとそれ以上は性的な部分に触れる動きもなく、何か挿入したものを固定しているようだった。
「このディルドは君を守るための貞操帯代わりだ。簡単には外せないようにしておくよ。
帰る頃にはちゃあんと迎えに来るから安心してくれ、ジョジョ
君は病欠扱いで先生にぼくがうまく言っておく。じゃあぼくはそろそろ教室に行くよ」
待ってくれとも何ともいえなかった。
たとえ口が塞がれて居なかったとしても果たして二の句がつげたかどうか。
ぼくには見えないがぼくは今間違いなく凄い格好をしている。
何も見えない真っ暗な世界でぼくはディオが来るまでの時間をただ待つことになった。
暫くして扉が開いた。
ディオが戻ってきてくれたのかと思ったが、相手は何も発しない。
静かな低い息遣いが聞こえる。
どうやらディオでは無い事に気が付いてぼくは体を硬くした。
こんな姿をしている所を見られて、ぼくは変質者のような気分だった。
体を硬くしたまま相手の様子を耳で窺ったが、反応が無い。
そう、ぼくは今レイプされているかのような姿をしている。
そりゃあこんな姿を晒すのは情けなく、恥ずかしい。とても惨めな気持ちだった。
でも普通こんな姿を見たら縄を解くなりして助けてくれるものじゃあないのだろうか?
耳で相手の様子を窺う。…息が荒い。
嫌な予感がしたがその相手はそのままこの場を出て行った。
この姿を見られた事はショックだが相手が出て行った事に安堵した。
同時に恐怖した。
自分は助けられずそのままここに居る。ぼくはここを動けないのに。
そして同時に自分がそういった対象になり得る事を知りショックを受けた。
どのくらい経ったのだろう。
時間すらもはっきりわからなかった。チャイムの音で大体の時刻を予測するだけだ。
あれからぼくは二時間ばかりも馬鹿みたいにこうして同じ姿をしている。
確かにディオはぼくをうまく縛ったようで体は痛くは無かった。
また扉が開く音がしてぼくは体を硬くした。
知らない人にこの姿を見られたら?
それともさっきの男がまた来たのなら?
視界がさえぎられている今目で確認する事は出来い。
…息が荒い。
長く低い息遣いにぼくの体は固まるばかりだった。
永遠とも思える時間が経過して、不意に誰かの手がぼくの体に触れてきた。
ぼくは自分でもおかしな位体をびくつかせた。
最初は怯えるように触れてきた手が、段々調子付いて止まらなくなるように動く。
足を撫で、尻を揉み、体を撫で回す。胸を揉み、乳首を摘んだ。
ぼくは戦慄する、これは夢じゃないのか?
動揺しているとついに性器に手がかかりぼくのそれを手が揉みしだいた。
同時に尻の辺りに硬く熱く少しぬめった物が押し付けられていた。
恐怖と、それ以上に驚愕が大きい。
音と感覚だけだから敏感になっているのだろうか?
性器をを揉まれて体が反応するのだ。
嫌悪感と股間を触られる感覚がない交ぜになり訳がわからなかった。
暫くして、尻に熱い液体がかけられ、相手は倉庫を出て行った。
…ショックだった。
軽く勃起している自分に泣きたくなった。
少し硬くなっているだけで絶頂を極めていない事は慰めになるのだろうか?
その後幾度か同じ人間か違う人間が入ってきては同じような行為をしていった。
体を揉み、さすり、後ろからぼくの太ももの間にペニスを挟んでまるでセックスのようにペニスを擦っていった。
確かにディオの言うとおり先にディルドが挿入されていなかったら
そのペニスは太ももの間ではなくぼくのそこに入れられてしまっていただろう…。
後ろから体を密着しゆすられ、体に埋め込まれたディルドも僅かに動く事がとても気になった。
でも一体こんなことがなんの証明になるって言うんだ。
幾度も誰かもわからない男にそんな行為をされ、いつしかぼくは考えるのをやめた。
また誰かが入ってきた。
相手の動きを気にかけてみたが、体には触れてこない。
暫くして鼻を抜けるような短くて嘲笑したような笑いが聞こえた。
ディオだ。
その時ぼくは急に我に返った。
ぼくは既に気持ちが麻痺し、投げやりな気持ちで諦観していた。
すえた臭い、体にかけられた精液。最初よりも乱された着衣。
元々こんな格好にしたのはディオだし、彼が何を証明したかったのかは知らないが
ぼくは今誰かに見られていいような姿ではなかったのだ。
「どうだった?ジョジョ」
何も答えられやしない。
「すまない、そういえば君は今声が出せなかったよな」
ディオがそう言って何時間ぶりかにぼくは視界と言葉を取り戻した。
「……!」
息を呑んだ。
自分で初めて見た自分の姿は本当に酷いものだった。
自分の酷い格好や汚された体もそうだが、一番自分の目を疑い心を抉ったのはこんな姿で勃起している自分のペニスだった。
知らない男にいいように体を探られて反応こそしてしまったが、誓って射精には至っていない。
だけどなぜ今ぼくの股間は勃起しているんだ!
「ディルドは必要だったみたいだな、ジョジョ」
「……」
何の言葉も返せない。
「どうしたジョジョ、しゃべり方を忘れてしまったのか?」
「…ディ…ディオ、ぼくは……。
君は一体なにがしたかったんだ…ッ!」
涙が滲んだ。
「…ディルドを外してやろう、ジョジョ」
脱力しながら、されるがままにディルドを固定したベルトやディルドが外されるのを待った。
長い間固定されていたディルドを外されると、そこはディルドが入っていることが当たり前のように緩み力が入るたびぱくぱくと口のように開いた。
その奇妙な感覚をぼくは他人事のように呆然と感じていた。
次の瞬間一度だけ覚えのある熱い硬いものが一気に進入してきた。
「あ…ッ!ああああッ!」
緩んでいたそこは裂ける事も無く痛みは無かったが、その瞬間電流のような衝撃が走り体がびくびくと震えた。
「ああ。やっぱりこの穴はそのためにあったんじゃあないか」
ディオが何か言っている事も、ディオに犯されている事も何も考えられなかった。
ディオは何度も律動しそのたびぼくの体は良くわからないままびくびくと震え続け、意味のわからない声がぼくの口から漏れ続けた。
そしていつしか体の奥に熱いものが吐き出されたのがわかった。
「見ろよ、まるで淫売だ」
やっと体を完全に自由にされたぼくは、促されるようにしてその場所を見た。
ぼくのペニスはまるで泣き濡れたようにべったりと濡れていた。
どこを目指して書いた話なのかはちょっとわからないです。何プレイ…?
タイトル安直につけましたが安直過ぎた気がします。気になったらこっそり変えてみます。